皆さん、こんにちは。

今回は「合格するレポートの書き方」について説明したいと思います。

 

巷には、大学の先生が書いたレポートや論文の書き方に関する本が幾つも売られています。内容はどれも素晴らしく、言われた通りに書けばどれでも合格するようなものだと思われますが、もしかしたら、レポートや論文をどうやって書くのかこれから勉強する初心者にとっては少しだけハードルが高いかもしれません。

 

その経験を活かし私が初心者だった時のことを思い出して、皆様により分かりやすいように要点を纏めてみようと思います。皆様は最初のうちは私がこれから書くことを参考にしてレポートを書いてみるのが良いかと思います。慣れてきたら、大学の先生の書いた本を購入してステップアップすることが良いかもしれません。

 

私も初めは先輩からレポートの書き方について教えて頂いたのですが、あまりにもレベルが高かった為、あまり多く吸収出来ませんでした。なので、吸収出来た最低限の「ルール」を使ってレポートを書いてみました。その最低限の「ルール」だけでもちゃんと1回で合格を頂きました。

 

ここで私は初心者の皆さまに合格するためのファーストステップをお教えしたいと思います。最初は私が教えた様に真似してみてレポートを書いてみて下さい。そして沢山経験を積んで、中級者、上級者へとレベルアップして頂きたいと思います。

 

それでは、まず今回は下記の4項目について見てみましょう。

 

レポートとは何?

 

レポートとは報告書です。辞書などで「レポート」の意味を調べてみると

・調査、研究などの報告書

・報告すること、報告、取材報告

などと書かれております。

 

大学の授業で先生が学生に課すレポートは、先生の授業を正しく理解出来たかを確認するためのものです。別の言い方をすれば、先生は学生に対しレポートを通じて授業をしっかりと理解しているかを確認しているのです。通信教育課程も同じです。テキストを十分に理解出来ているかを確認しているのです。

 

従って、学生はレポートという決まった形式で、レスポンスすることが必要になってきます。

 

【レポートとは】

・レポートは学生が授業をしっかり理解しているか、テキストを理解しているかを確認するためのものです。

・レポートは先生と学生とのコミュニケーションツールです!

・通信教育課程はレポート合格と科目試験合格でのみ評価されます。(通学生は授業の出席状況や小テスト等がありますが)従い、通信教育課程ではレポートがとても重要です。

レポートのルール

 

レポートには幾つかのルールがあります。そのルールを逸脱してしまうと不合格になってしまいますので注意して下さい。

先程お伝えいたしました様にレポートとは先生に対する報告です。

そのようなレポートにも実はルールがあるのです。ちょっと見てみましょう。

 

【レポートのルール その1】

レポートは必ず序論、本論、結論の構成を取ります。

分量としては、序論:10%、本論:80%、結論:10%をおおよその目安としてみて下さい。

では、序論、本論、結論にはそれぞれどのようなことを記載すれば良いかを見てみましょう。

 

【序論】

序論には次の事項を記載します。

【本論】

お次は本論です。下記が本論に書くべき事柄です。

本論には序論で記載した課題や目的について記載します。その課題や目的に対しての主張や意見を織り込むと共に、その主張や意見を裏付ける根拠も忘れずに記載することが必要です。表現の仕方は一般論を語ると共に具体例を入れて表現すると読む側の人は理解し易くなるでしょう。

 

レポートの全体必要字数を4,000文字とするならば、この本論はおおよそ3,000文字程度必要でしょうから、この本論の約3,000文字を4~5つのパラグラフに分けて書くと簡潔に整理することが出来るはずです。

 

【結論】

結論に書くことは、本論で主張したことが正しかったということをもう一度この場で確認します。また、今後の課題を付け加えることで締めくくることが良いでしょう。

 

・序論はレポート課題の目的やキーワードの定義を書き、どんな話題から語るかアプローチ方法を記載しよう。
・本論は主張について根拠や具体例を用いてロジカルに語りましょう。
・結論は本論の繰り返しを行い、最後に課題を提示して締め括ります。
 
 
 

各パラグラフに何を挙げれるか(アプローチ)

ここでは、主に本論に記載する幾つかのパラグラフに何を書いたら良いかを説明したいと思います。まず、あなたは学校から指定されたテキストを必ず1冊持っているはずなので、そのテキストを2~3回読んでその本に書かれていることを把握して下さいね。

そして、先生や学習要覧に参考文献が紹介されておりますので、それらの参考文献を図書館などで読み、必要なところはコピーするなどしましょう。余裕のある人は紹介されている参考文献の他に数冊関連の文献や書籍を読むのが良いでしょう。

興味のある科目は指定されている参考文献の他にも幾つか参考文献を読み、あなたの主張や意見の根拠となる事が挙げられているか確認してみましょう。興味の無い科目の場合は指定されている参考文献に目を通すくらいに留めても良いかと思われます。 

テキストや参考文献を十分に読んでからレポートに取り組んで下さい。再び本論に何を書くかを説明したいと思いますが、本論はあなたの主張や意見を書くところです。テキストと参考文献を読めば、幾つか主張したいと思いキーワードが必ず浮かんできます。

そのキーワードを軸にあなたの主張や意見をロジカルに説明するように気を付けながら書いてみましょう。その際、あなたの主張や意見にはしっかりとした根拠を示すことが大切です。あなたの主張や意見について、具体例を用いて書けば読者はより理解が深まります。

・本論のパラグラフには、筆者の主張や意見を記述致します。
・また、主張や意見には根拠が必要です。
・具体例を記載すると読み手は理解がし易くなります。
 

 

レポート作成時の注意事項、禁止事項

 

では、最後にレポート作成時に気を付けなければならない注意事項や禁止事項について少しお話をさせて下さい。

最初に注意事項です。参考にした文献からセンテンスを引用する直接引用を行う場合、参考文献で語っている考え方を筆者が咀嚼して書く間接引用を行う場合、共に引用のルールに従って書きましょう。直接引用は「 」で括り、脚注にて著者、著書、頁、出版年の出典詳細を記載する必要があります。間接引用は「 」で括る必要はありませんが、直接引用と同様に脚注にて著者、著書、頁、出版年の出典詳細を記載する必要があります。これらはとても大切な事ですので覚えて下さいね。

禁止事項は言わずもがなですが、剽窃、第三者への執筆依頼等です。私の言っている大学でも時々懲罰の対象になっている懲戒処分が月1度送付されてくるお知らせの冊子の中に書かれております。このようなことは無意味ですからこのブログを読んでくれている皆さまは行わないようにしましょうね。

最後まで読んで下さいましてありがとう御座います。この合格するレポートの書き方 入門者編で皆様の学業のお役に立てることを願っております。

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

 

                                            

 

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