皆さん、こんにちは。今日は大学の通信教育課程における学習計画の立て方についてお話したいと思います。
Twitterを見ていて多くの方々がレポートや科目試験に苦しんでいるようです。確かに、入学を志した時に勉強したかった科目や分野があり、それに加えてあまり興味の無い科目も含まれていて、それらの単位も修得しなければ卒業出来ない事がありますよね。そんな興味の無い科目や分野にはどうやって対処したら良いかも含めて今回はお話したいと思います。
入学時の「大日程表」作成
入学時には大日程表を是非作成してみましょう。皆さんが何年で卒業したいのかから逆算してプランを検討してみるのが良いと思います。例えば、1年に何単位修得したいかや、4年で卒業するには1年に何単位修得が必要であるなど、スケジュール概要を描いてみると卒業までのイメージが湧くかと思います。
通信教育課程は大学からテキストが配本されていることが学習着手の条件となります。2年目からとか3年目から学習着手出来る科目が決まっております。卒業論文に着手出来るタイミングも修得した単位で決まりますので、各大学の学習の進め方の要網を読んで確認しておいて下さいね。
例えばこんな感じです。
1年目 | 科目 | 単位 |
経済原論 | 4 | |
経済史 | 4 | |
経営学 | 3 | |
金融論 | 2 | |
夏スクーリング(2科目) | 4 | |
夜スクーリング(2科目) | 4 | |
週末スクーリング(1科目) | 2 | |
小計 | 23 | |
2年目 | 30 | |
3年目 | 28 | |
4年目 | 43 | |
合計 | 124 |
1年毎のスケジュール作成
科目試験(テキスト学習)
前項では全体の大日程表作成についてお話してみました。ここでは1年毎のスケジュール作成についてお話したいと思います。どの大学の通信教育課程でも定期的に科目試験が行われます。ここでは3か月に1度の科目試験(1年に4回)という前提でお話をしたいと思います。
皆さんが高校を卒業したばかりとか会社を定年退職したとか専業の通信教育課程の学生であれば、通学生並みに年間30~40単位習得する計画を立てても全く問題は無いと思います。
しかし、社会人として仕事をしながら学習をする場合、ご自分が1日にどれだけ学習に時間を使えるかを良く考えた上でスケジュールを立てることをお勧め致します。
2単位の科目を例に学習の進め方のお話をしたいと思います。2単位でも200~300ページもある科目は沢山あるかと思います。通常、興味を持ってしっかりと学習するのであれば、テキストを最低3回、大体5回位読み込んで、さらに指定された参考書にも目を通すことが必要だと思います。
そう考えると、仕事を持った人が3か月に学習出来る量は2科目(4単位)程度が良いところではないでしょうか。1科目は皆さまの興味がある科目とし、もう1科目は単位を取るだけの科目にして強弱をつけた組み合わせにするのが良いかもしれません。
従って、通常のテキストの学習は年間8科目(16単位)位を目途に学習の計画を立ててみてはいかがでしょうか。
夏季スクーリング
私の所属している大学(ここで通常は私の通っていると書きたいところなのですが、通信教育課程で通っているという表現では何か変な感じがするので、敢えてこのような表現としました)では夏季スクーリングは8月に行われます。期間はⅠ期からⅢ期まであり、各期間6日となっております。
それぞれ、午前と午後に分かれており午前1科目、午後1科目の受講が可能となっております。専業の学生は3期間フルで6科目(12単位)受講する方もいるようです。会社勤めの方は1期間2科目(4単位)受講が多いようです。
夜スクーリング
私の所属している大学では、9月後半から12月にかけて夜スクーリングが行われます。月曜日から金曜日の第6時限目に通信教育課程の夜スクーリングが行われます。因みに、通学生は通常5時限目まで授業が行われます。
時間に余裕のある方は月曜日から金曜日まで5科目(10単位)受講可能ですが、会社勤めの方は行けて1~2科目位でしょう。第6時限目は午後6時ちょっと過ぎに始まりますので午後5時半まで定時勤務だと時間的に厳しいでしょう。
週末スクーリング
10月の土日、3週に亘りスクーリングが行われます。土曜日は午後、日曜日は午前に行われます。遠地から東京に交通機関で移動する人に配慮していることが伺えます。
スクーリングの卒業所要単位
選択科目のスクーリング卒業所要単位は上限と下限が設定されており、普通課程(高校卒業)、特別入学(短大卒業)、学士入学(4年制大学卒業)とで下限が設定が若干異なります。上限は28単位です。
メディア授業
メディアによる授業もあります。自宅他でPCがあれば先生の講義を聴くことが可能です。普通にメディアを再生して聴講すれば良いのですが、電波の状況が良くなく途中で切れてしまうと出席したことにならない場合があり、また、講義をスキップしたり倍速で聴講しても出席として認められないようです。ご注意下さい。
1年毎のスケジュール作成(まとめ)
以上でお話したように、1年のスケジュールはテキスト学習の他に3種類のスクーリングやメディア授業を上手に組み合わせて学習に励んで下さい。テキスト学習は3か月の間に皆さまの興味のある科目と単位だけ取るに徹する科目の組み合わせにするのが良いかもしれません。
会社勤めの方は、テキスト学習で8科目(16単位)、夏スクーリングで2科目(4単位)、夜スクーリングはちょっと難しいかもしれませんので、10月の週末スクーリング(2単位)とメディア授業(2単位)の学習し、1年で24単位習得を目指しましょう!
専業学生の方は、テキスト学習で16科目(32単位)、スクーリングorメディア授業で4科目(8単位)、合計40単位を目指してみましょう!
今回はここまで。最後まで読んで頂きありがとうございました。