皆さん、こんにちは。今回は卒論のテーマの選定についてお話したいと思います。私は卒論のテーマ選定に時間を掛け過ぎ、時間をロスしてしまった苦い経験をしてしまいました。皆さんには、効率よくテーマを決めて頂けるように選定のプロセスやスケジュールについてご説明させて頂きます。

卒業時期のターゲットを定める

卒業時期のターゲットを定めることはとても大切です。私の所属している大学では卒論指導は最低3回行う必要がありますので、予め卒業したいスケジュールから逆算してスケジュールを立てるようにしてみましょう。私の大学の概略スケジュールは下記のようなスケジュールです。

  1. まずは卒論指導登録に必要な単位を修得
  2. 卒論指導(最低3回)⇒1.5年
  3. 卒業予定申告書提出 ⇒卒業の約10か月前
  4. 卒論提出 ⇒卒業の約5か月前
  5. 卒業試験 ⇒卒業の約2か月前
  6. 卒業 ⇒9月/3月

卒論指導初回申し込み

私の大学の場合、卒論指導の初回申し込み時には、論文構想を800~1000字で書く必要があります。テーマを選定した理由と動機やアプローチ方法を挙げることになりますが、ここで上手く説明出来ないと論文構想の再作成になってしまいます。そのようにならないように、事前に入念に論文構想を作り上げる必要があります。

事前にお目当ての先生に指導の承諾と論文構想の内容について了解を貰っておけばすんなり進むのでしょうが、皆がそのように進めることが出来るかと言うとそうではありません。次に論文構想の上手な書き方のポイントを記載致します。

論文構想の上手な書き方のポイント

卒論指導の先生は次の2点をチェック致します。一つ目はリサーチクエスチョン(研究課題)は何かということ、もう1点はどのようなアプローチで書くかという事です。

まず最初のリサーチクエスチョンです。卒論の大まかなテーマ、どのような事を論じたいのかは皆さんが興味を持っている分野とか対象だと思われます。この皆さんが興味を持っている分野や対象の中に「問い」を設定する必要があります。

また、どのようなアプローチで論ずるかも大切です。アプローチとはどのよう解明するか、わからない事について詳細を調査したり分析したりしてはっきりさせる事です。

これらリサーチクエスチョンは何かと、どのようなアプローチで書くかが明確に述べていれば、卒論指導の初回申し込みはクリア出来ると思います。

卒論テーマの絞り込み

初回の卒論指導で明確にリサーチクエスチョンとアプローチの仕方が説明出来れば、次回卒論指導までに論文の中身について纏めるように指導されることでしょう。最も早い人だと第2回目の指導時に卒業予定申告書提出の許可を頂くことになります。

卒論指導初回申し込みの時点で既に何を書きたいのか決まっているような方は、迷わずに先に突き進んで良いのかと思います。指導教員の方もそのように考えると思います。しかし、テーマがあやふやで焦点が定まっていないような方は指導教官に相談してみて下さい。

卒論ガイダンスで大学側から説明があったテーマが定まっていない人は、テーマの範囲が広すぎるとの事です。あまり広すぎると論じる対象が何なのか読む側からしてみると分からなくなってしまいます。論じる範囲をもっと狭くして、そこで挙げたい課題を深く詳しく論じると読む側の理解が深まります。

皆さん、是非上記のことを気に留めて卒論のテーマを選定して下さいね。今回はここまでと致します。

最後まで読んで頂きまして、ありがとう御座いました。

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